バイト先での珍体験

バイト先での珍体験と言えば一つ

★ 30歳 女性
バイト先での珍体験と言えば一つ、どうしても忘れられないことがあります。
それは、お通夜やご葬儀を行う、セレモニー会館でバイトをしていた時の事です。
セレモニー会館でのバイトスタッフの仕事は、ご自宅ではなく会館でお通夜をされるお客様のお部屋のご用意を行ったり、お茶やコーヒーといった飲み物をお出しすることや、ご葬儀の際、参列者の方々を会場内までご案内したり、と言った内容です。

セレモニー会館という場所へ来られる方々は、大切な方を亡くした方々ですから、誰しも悲しみを背負って来られるものです。
私も、ご案内の際やコーヒーをお出しする際には、ご遺族や参列者の方々の心中をお察しし、その悲しみのお邪魔を決してしないように、礼節を重んじて接していました。

そんな中で起こった事を、珍体験と言うのは、少し言葉が良くないかもしれませんが、そんな悲しみの中だからこそ、小さなお子様の無垢な笑顔や言動には、癒されるものがあります。とある、お通夜の席での事、亡くなられたおじいさまを偲んで、ご家族の方々が集まられている席で、一人の小さな女の子が、おじいちゃんが起きたよと言ったのです。
その瞬間、かすかに禁煙室である部屋内に、タバコの香りがしました。

それに気付いた方達が驚く様子も無く、なんとも優しい笑顔をして、おじいさんの好きだったタバコの臭いだね、と女の子を見守っていたのが印象的でした。
実際には、外の喫煙所でおじいさまの息子様が、父を懐かしんで同じタバコを吸っていたからなのですが、今まで室内にまでその香りがした事はなかったので、私も不思議でした。

悲しみに暮れるばかりの葬儀でなく、ふとした言葉や香りが個人との思い出を呼び起こさせ、人を穏やかな気持ちにさせることもあるものだなと思いました。

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